女子決勝戦、大阪府対長崎県。
悲願の初優勝を狙う大阪府と第16回大会以来2回目の優勝を狙う長崎県の一戦。
ここまでの戦いの中で光っていたお互いの良い部分を出し合う展開から始まり、決勝戦に相応しい緊張感のあるゲームとなった。
序盤大阪府#14がターンシュートを決めると、すかさず長崎県#5がドライブからの得点を上げる。
一進一退が続く中、大阪府#9が身体の強さを活かしたポストプレイやゴール下での得点により徐々にその差を広げる。長崎県はたまらずタイムアウトで流れを変える。長崎県は#5の3Pシュートやドライブにより食い下がるが、18-11大阪府リードで第1ピリオドを終えた。
第2ピリオドになっても大阪府の勢いは止まらず、#6、#8、#9が躍動し得点を重ねる。一方の長崎県は#5の1対1が止められる時間帯があり苦しくなっていたが、#7の3Pシュートをきっかけに本来の力を取り戻し、前半32-22大阪府10点リードで踏みとどまり、後半に繋げた。
第3ピリオドになると大阪府#9の献身的なリバウンドが攻守にわたって冴え渡り、リズムを掴みかける。長崎県は#5が連戦の疲れの中、ドライブ、ジャンプシュート、3Pシュートと奮闘し、47-37大阪府10点リードが変わらないまま第3ピリオドを終えた。
勝負の第4ピリオド。大阪府は、#9、#8がインサイドで立て続けに決め、勝利を引き寄せようとする。
長崎県も#5を中心に集中力を切らさず戦う。
最後まで緊張感のある良いゲームであったが、選手層の厚さに勝る大阪府が粘る長崎県を突き放し勝利を収めた。大阪府が悲願の初優勝を果たした。