第30回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会男子決勝戦は神奈川県と長崎県の対戦となった。ここまで神奈川県は#14を中心に高い身体能力と得点力を武器に勝ち上がってきた。一方、長崎県も#11を中心に高い技術力と素早い展開で勝ち上がってきた。
第1ピリオド、神奈川#14と長崎#11が自分の持ち味を発揮し、得点を重ねる。神奈川#14の得点力はずば抜けており、チームの全得点13点を全て一人で決める。長崎は#11のドライブイン、#12の3Pシュートで離されない。第1ピリオド終了、13-11で神奈川県リード。
第2ピリオド、神奈川県が流れをつかむ。長崎のシュートが決まらない中、#14、#6が加点していく。このピリオド、神奈川のスタート選手は全員得点しチームでの得点力を発揮する。長崎も離されない。#11が必死に喰らいつく。ドライブイン、フリースロー、3Pシュートでチームを支える得点力を見せる。第2ピリオド終了、31-26神奈川県リード。終盤、計6試合の疲労から、まさに一進一退。神奈川が#14のバスケットカウントで離そうとすれば、長崎が#11のシュートで離されない。2点差、4点差の攻防が続く。試合の決め手になったのは、神奈川の得点力。#14の得点ももちろんだが、それ以外の選手がこぼれ球を拾い、自分でも得点を取りに行った。チームのスタイルを最後まで貫き通した神奈川県が59-57で優勝を手にした。