静岡県と東京Aのベスト8をかけた戦い。第1ピリオドは、お互いに固いディフェンスでロースコアーゲームが続く。東京Aは#10を中心に自分たちのバスケットを作る。静岡県はズレを作って縦に切り込むが、東京Aのゴール下を破れない。6-12、東京Aリードで第1ピリオド終了。
第2ピリオドに入り、流れが東京Aに傾く。その要因になったのは、#5、#11、インサイド陣のリバウンド・ルーズボール。こぼれ球を何度もマイボールにすることで、点数を増やしていく。一方、静岡県は、東京Aにルーズボールを圧倒され、加点できない。結果25-10、東京Aリードでハーフタイムを迎える。
第3ピリオドは静岡県ペース。東京Aのルーズボールに対応し、少しずつ突破していく。東京Aはファールも多くなり、流れが静岡県に傾く。更に静岡県は、ディフェンスのプレッシャーを強め、逆転を狙う。東京Aは、メンバーを変えながら対応し、試合が進んでいく。第3ピリオド終了。19-36東京Aリード。
最終ピリオドに入っても、試合全体の状況は変わらず、そのまま38-54で東京Aがベスト8に進出した。東京Aの献身的なルーズボールが最後まで印象的な試合だった。その差が勝敗の決め手となった。